心が傷ついた時には身体も連動します

 今思えば、結婚するかしないかくらいの時期から、元夫にストレスを感じていたために起こったと思われる体調不良がありました。

結婚後1年もしないうちに、目眩がひどくなり外を歩けなくなったり、字を書くのもクラクラした時期がありました。

医者に行くと、自律神経失調症と言われたのですが、原因もはっきりせず投薬もされませんでした。

疲れが出たのかと思い、ただ休養するという対応しかしませんでした。

最近になって、自律神経失調症は鬱の前段階と知り、当時それを知っていたら、結婚を継続するなら改善を、改善できないなら、離婚をという思考になっていたかもしれないなと思いました。

無知は、無用な時間を続けてしまう恐ろしいものです。無知は罪とは、よく言ったものです。

 

 また、夫の身体的暴力で離婚した友達から話を聞いたこともありました。

やはり、結婚した時はD Vをするかどうかは全然わからなかったと。

お酒を飲んだときに暴力を振るったので、1回目で相手の親に話をして、2回目に離婚したそうです。

何かあった時にすぐに対応したのは、すごいと思いました。

 

 近年は、元夫とは話をするのも恐怖を感じるようになりました。

そもそも話し合いをしたこともないモラハラ夫との離婚協議は不可能だと思ったので、弁護士を頼みました。

ああ、この人と話さなくて済む!もう会わなくてもいいかも。と思った時の安心感は結婚後、感じたことのない気持ちでした。もはや、同じ部屋、同じ家にいるだけで、苦しくなっていました。

 

 離婚協議中に引越し準備でアルバムを整理していると、夫の顔や自分が無理して笑顔で写っている姿を見るだけで、吐きそうになり、寝込みました。

実は、離婚協議を始める10年近く前から、付き合っている時や新婚旅行の写真は切り刻んで捨てていました。病んでいたなと思います。

 

 モラハラの証拠になるかと思って、何でもない子供と夫との会話まで録音を取りましたが、使えそうな部分を探し出すために聞き返すことができませんでした。

夫の話している声を聞くのが苦しくて聞いていられないのです。

夫からきたメルアドを見ただけでも寝込んでしまい、メールを開けるまでに2日くらいかかりました。

もう名前を見るだけで、寝込むようになっていました。

限界を超えていたのに、そうなるまで改善できなかったのです。

シングルマザーが、離婚後養育費をもらう時に通帳に記帳される元夫の名前を見るのが苦しくて、養育費をもらえなくなる人がいると聞いて、理解できると思いました。

 

 人に蔑ろにされて平気な人はいません。平気そうに振る舞っているだけです。

その状況を改善するか、その人から離れるかしかありません。

平気だと自分を誤魔化し続けても、その苦しみは確実に自分の中に溜まっていきます。

自分が一番誤魔化せないのです。

 

今苦しんでいる人には、早く世間体や親の意向ではない、自分の本当の気持ちに気づいて、幸せになるにはどうしたらいいか?を一番に考えられるようになってほしいなと思います。

お子さんがいるとしても、お母さんが幸せになることが、お子さんが幸せになることですから。

 

 実際に離婚したらどんな気持ちになるだろうと思っていましたが、結婚した時の何倍も幸せになって、自分でも驚きました。

世の中、うまくいかないこと、思い通りにならないことはたくさんあります。

うまくいかない時に、どう改善するか、どう方向を変えるかを考えて行動することが大切です。

失敗しないようにどうするかもいいですが、失敗したらどうするかですよね。

学校でそれを一番に教えるべきじゃないかと思います。

一体、今まで何してたんだ!自分!!という心境です。