成田離婚か熟年離婚か
1990年代に「成田離婚」という言葉が流行りました。新婚旅行から帰ってきたばかりのカップルが成田空港で離婚に至るという、スピード離婚のことです。当時独身だった私は、せっかく結婚したのに、なぜそんなにすぐに離婚するのかよくわかりませんでしたが、今は随分見方が変わりました。
結婚する前は、お互いに嫌な所は隠して過ごしているので、旅行で24時間一緒に過ごして初めて受け入れられない面を見てしまうのだなと。知人は新婚旅行中に夫に殴られて、近くにいた外人さんに止められたと言っていました。大なり小なり、双方に「あれ?」と思うことはあるに違いありません。
もちろん、相手が変わっていくこともあるかもしれませんが、自分にとって大きな問題であればあるほど、相手が変わるまでの時間を待てるかという事もあります。そもそも変わるという保証はありません。自分が受け入れられるかどうかの判断が必要です。
私は、元夫が新婚旅行中に起きた不都合な出来事を私のせいにする姿を見て、今後しばらく様子を見ようなど判断を先延ばしにしてしまいました。
結果、子供ができようが、歳を重ねようが、改善するはずもなく、我慢して従った私の態度も元夫の悪い面を助長することになり、熟年離婚に至りました。
どうせ離婚するなら、早ければ早いほど双方の傷が浅かったなと思います。子供が生まれる前ならば、さらに良いです。
ですから、成田離婚を決めた方々の決断力と行動力は本当にすごいです。リスペクト!!