断れる自分になる

 親や元夫には、顔色を伺い機嫌を損なわないために嫌と言えませんでした。なるべく怒らせないように、余計なことを言わない配慮もしました。

友達には、意見をハッキリ言えるタイプだったので、上手くいかなければ付き合わなければいいと思える属性の人には物が言えたのです。自分の生活がかかっていると思う相手(依存している相手)には、ただ従属してしまいました。

家族(子供も含めて)には、従属しているのに、私は頑張っていて間違っていないと思われたかったのです。

 

嫌だ、断る!とハッキリ言わなければ、他者からみたら首尾一貫してない、何を考えているかわからない人になってしまいます。嫌だと思っているのに、N Oと言わないから辻褄が合わなくなります。

恋愛で言うなら、相手が嫌いになったのに、自分が振るよりも相手から振られるように仕向けると言うような、ひねりが入っているタイプです。

 

 今回、家族の状況が変わるタイミングで、今まで言えなかった「バカにされて嫌だった」「こんな扱いをされるのは我慢できない」と言う機会があり、ものすごくスッキリしました。結局、直球勝負しなければ相手に通じないと痛感しました。それに加えて「私もできる!」という自信にもなりました。

完璧にできなかったとしても、2回に1回か、3回に1回できれば人生が変わっていくのです。

 

ここでも、他者の評価にビクビクせず、自分の本当の気持ちを掘り出していくことの大切さを感じました。そして、その気持ちを他者に伝えることが必要です。

その結果、他者の評価が下がったとしても、自分の本当の気持ちに沿っていれば、自分の自信と幸せにつながっていくことになるのです。