モラハラは我慢して乗り越えられるのか?
今更ではありますが、離婚後に夫婦関係や恋愛関係のアドバイスをする動画を見始めました。「こういう夫や彼氏とは別れましょう」というアドバイスを見ると、元夫がほぼ全項目該当するので、驚くと同時に、20年以上も気づかなかったことが悔やまれます。
結婚相手に望むことに、年収、学歴、身長などと言われた時代もありましたが、一番大事な事を考えずに、知らずに生きてきたのは残念です。
そもそも、モラハラもD Vだと知ったのが数年前でしたから。
無知とは恐ろしいものです。
いろいろな動画で指摘されていた共通項は、下記でした。
ちなみに、元夫は全部該当していました。
- 話し合いができない。
- 他人を否定してくる。他人を見下す、平気でバカにする。
- 都合の悪いことを他人のせいにする。不機嫌になって相手に罪悪感を持たせてコントロールしてくる。
- こうあるべきという固定観念が強い。
- 自分は正しいと思っている。謝れない。(本音は自信がない。他人を攻撃して自分を守る。)
そして、モラハラ加害者の自覚がないそうです。と同時に被害者も自覚がないのだと。
身体的暴力でもなく、怒鳴り散らされるわけでもないのでモラハラとも思ってもいないのです。実際に、私も気難しい夫で困るなと思っていましたが、世間ではよくあることだから仕方ないとも思っていました。
自分が傷ついていることすら、無自覚でした。
心の中ではなぜなのかわからなくても苦しくて仕方なかったのかもしれません。
離婚した時の晴れ晴れとした解放感と、結婚した時の何倍も感じた幸福感は、受けた傷の反動だったのでしょう。
モラハラが浮気や借金よりも、離婚すべき事由だとは驚きでした。
人として大事にされないという状況で生きるのは、自分の人生を大事にしていないことなんですね。言葉ではうまく説明できなくても、自分が感じている違和感があったら、見ないふりをせずに向き合ってください。
我慢すること、頑張ることを美徳とする日本社会ですが、見下されて、自分の尊厳を傷つけられた時に我慢する必要はなかったのです。
その頑張りを自分の新しい人生に向けたエネルギーに変えることが正しい頑張り方でした。
私は本当に長い時間を無駄にしてしまいましたが、今苦しんで知る人、結婚するかどうか迷っている人の気づきにお役に立てたらこんなに嬉しいことはありません。