人生を豊かにする友達

 今に至るまで、子供が小さい時の子育て中や、元夫との関係が悪くなっていく中でずっと悩んできました。

その間、友人やカウンセラーにも相談したこともありましたが、なかなか問題解決に至るまでの成果がなかったために、かなりの時間がかかってしまいました。

 

 今思うと、友人達は学校や職場が一緒だった人が多いわけで、自分の思考に近く視点が違う意見が少なかったのだと思います。

似たような環境にいた人しか知り合いがいないというのは、どうしても同じ様な思考になりがちです。生育歴、学歴、職歴などが自分と異なる、自分と違う「当たり前」を知ることは大切です。一つの悩みについて、視点が違えば、様々な見方ができるからです。

先日、ラジオで、「お世話になった人に『自分と違う背景の七人のお友達を持つと人生が豊かになる』と言われて、今もそれを心がけている」と言っている人がいました。その時、これなんだな!と思いました。

 

 カウンセラーにも子育ての相談をしたことはありましたが、相性やカウンセラーの資質もあり、私自身の親との関係や夫との関係に問題があるのかもしれないという言及はなく、今の子育てをもっと頑張れと言われました。

その言葉に追い詰められて、生きているのが辛くなり、家を出て夜彷徨ったこともありました。

友人であろうが、カウンセラーであろうが、アドバイスをもらう相手が問題解決に近づくことを言ってくれるとは限りません。

何か違うと思ったら、相手を変えて探し続けることも必要だとは思いますが、心が弱っている時、悩んでいて苦しい時は、できなくても仕方ないのかもしれません。

 

気づくのに長い時間を無駄にしましたが、これからの人生は、さまざまな背景の友達を作るよう心がけて生きていこうと思っています。