モラハラ夫は、逆結婚詐欺?

 結婚詐欺とは、結婚する気もないのに異性に結婚を匂わせて近づき、金品を騙し取ったり、返すつもりのないお金を借りる詐欺の一種だそうです。

 

 

そうならば、自己愛を満たすために

うまく洗脳できそうなターゲットと結婚を急ごうとするのは、

相手を騙そうとしている点では

詐欺に近いのかもしれないなと思いました。

 

今思えば、元夫は都合が良い私が欲しかっただけで

私を大切にしようとか

お互いに気持ちよく生活していこうとかいう

気持ちがなかったんだなとつくづく思います。

 

それに薄々気づいておきながら、

問題を見てみないふりをしてやり過ごしても

問題が深刻になるだけで、一向に解決しませんでした。

 

少しでも違和感がある場合は、

その時は全容や本質が見えなくても

その違和感を見てみぬふりをせずに

よ〜く原因を考えて、一度立ち止まってください。

その違和感を抱えたまま進んでいくのは非常に危険です。

 

自分の本当の気持ちが何を感じているか

神経を研ぎ澄ませてください。

世間体ではなく、親の意向ではなく、

あなたの本当の気持ちがどう感じているか?

それが正解に一番近いところにある気がします。

私の場合は、すでに結婚前に自分が感じていたことでした。

 

それを見えなくしたり、

無理やり誤魔化したりした結果、

長い長い無駄な年月をかけて

問題が肥大化し、自分も苦しんだのです。

 

全ての問題に対して言えるのでしょうが、

問題の本質が何かを考えて

その問題に対する解決方法を模索する。その繰り返しを

愚直にしていくしか改善できないんですね。

ただ、霧が晴れただけ・・

 毒親モラハラ夫から自由になって

自分を取り戻した今、

一体なぜあれほど苦しかったのかを考えてみました。

 

事実を実物大の事実として認識せず、自分なりの妄想を加えて

膨らませた形を事実だと思い込んでいただけなのではないか?

と思い始めました。

 

母が〇〇するのは、本当は私のことを気遣ってくれているからではないか?それを迷惑に感じるの私が悪いのではないか?

→事実は、「母が〇〇した」のみ。

 

夫が不機嫌なのは、何か私が気に触ることをしたのではないか?

→事実は、「夫が不機嫌」のみ

 

または

夫が不機嫌なのは、今日たまたまで疲れていたのではないか?

→(理由によってなかったことにはできない)事実は、「夫が不機嫌」のみ

等々

 

ただの事実に、わざわざ自分で目眩しになる理由をつけて、

その理由に対して罪悪感を抱いて

自分を疲弊させていたのでした。

 

 

事実を積み上げていけば、夫に対しては

「夫は意味もなく、気まぐれに不機嫌になる」

「人を見下さないと不安そうだ」

「私に対して気遣いするのではなく、自分の虚栄心が優先」

と言う結果が積み上がっていくだけで、

私がビクビク気を遣う必要などなかったのです。

 

綺麗な景色の観光地に行くはずだったのに、

実は今は廃れた場所だったり、

霧が深くて行く道を間違えたりして、

 

着いてみてから、霧が晴れたら(事実だけが見えてきたら)

ゴミ捨て場だったことに気づくこともありますよね。

 

その事実に気づいたら、

「あっ、道を間違えることもあるよねえ〜」と

気づいた時に引き返せばいいだけのこと。

 

その間違いを、

「こんな相手と結婚してしまった・・・(自責)」

「私は失敗してしまった・・・(絶望感)」

「気をつけていたのに・・・(他者との比較で愕然)」

そうやって、間違えたことを自分で膨らませて

ますます、自ら引き返せなくさせていたのです。

自分で自分の首を絞めるとはこのことですね。

 

それをプライドが邪魔するとか、

面子があるとか、

いろいろな言葉で言い換えることはできると思いますが、

それが社会的に大きくなっていくと

負戦直前の日本軍みたいになって

突き進むしかなくなるのかも?

根っこは同じような気がします。

 

 

冷静に、起こった事実を羅列することで

単なる結論の事実が導き出せるような気がします。

 

それから、なぜそうなったのかという

理由(自分なりの予測)を補って考えることを

否定するつもりはありませんが、

本当の理由は、当人に確認しなければ

わからないし、当人が正直に答えるかはわかりません。

 

毒親モラハラ夫も、

私自身が大きく膨らませてあげていたんだ!と言う

「事実」も確認できました。

 

道標がなくて、手探りで霧の中を進まなくてはならないこともあります。

霧の中、苦労して着いた場所が

考えていた目的地でないという事実が

許せなくなってしまっていたんだな〜ということです。

 

でも、霧が晴れて、浮かび上がったゴミ捨て場を確認して、

「道を間違えたから、本当の目的地を目指そう!」って

事実に沿った対処をすればいいだけのことなのです。

 

そこに「私の気持ちがおさまらない・・」

「私が悪いっていうの?・・」等々の

余計な要素を混ぜると解決方法がわからなくなって、

時間ばかりが空虚にすぎるループに

巻き込まれる過去の自分がいました。

 

事実は、以前から変わらない。

ただ霧が晴れた時に、その事実の羅列を

事実通りに認識できるかだけの話なのではないでしょうか?

「あなたのため」の正体見たり

 子供の頃から、母は「あなたのため」「あなたが心配で」と言う枕言葉の後に、自分がさせたい行動を要求してきました。

 

 

子供心ながら、実際は私のためではなく、

ほとんどが母の虚栄心を満たす為だとは

薄々勘づいていたものの、気づかないふりをしながら

生きるために服従していました。

 

そして、自分が子育てをする中で、
親の顔色を伺って色んなことを我慢していた自分と比べて

私の顔色を窺わない我が子に直面し、

頭では、自分の気持ちを言える子で良かったと思う反面

どうしても心が身勝手に振る舞う我が子を許せなくなって

死にたくなるほど苦しくなりました。

 

当時、本当に生きていけないと思って、

夜家を出て街中をさまよったこともありました。

母には、「死のうと思った・・」とも伝えましたが、

それについての返答は何もなく、そのまま見て見ぬ振りでした。

 

他にも、

元夫が、暴行で警察沙汰を繰り返す中、

何でキレるかわからない夫と同じ家で暮らしている娘の身を

心配することもありませんでした。

(離婚を早まらないように・・と言う心配はしていましたが)

 

それなのに、ようやくモラハラ夫との離婚が成立し、

身の危険を感じずに生活できるようになったら、

(同時に親との関わりも切ったので)

私のことが心配で、母は眠れなくなっていると伝え聞きました。

 

「そんなに母に心配をかける私は、非常識な娘だ。」と言う非難の言葉と共に耳に入ってきたのです。

 

長年の緊張から解放され、安全な環境で暮らし始める事ができた娘の何をそれほど心配するのか、全く理解できませんが、

母の言葉を信じる人は、私を責める言動を始めます。

 

「あなたのため」は、私の気持ちなど全く気遣っていません。

死にたい・・と言うつぶやきですら、完全に無視していました。

 

親の言動に添えないからと罪悪感を少しでも感じている人に伝えたいです。

あなたが感じている、罪悪感や重苦しい気持ちがあなたの心も身体も蝕んでいきます。吐き出さなければ、自分が壊れます。

あなたは、あなたの人生をあなたが思うように生きるために生まれてきたのです。

 

見ないふりをした自分の心が消えて無くならないのは、自分が一番わかるから、見ないふりをする限り、何年も何十年も燻りながら自分を苦しめます。

 

あなたは、嫌と言ってもいいし、親を無視しても良いのです。

「あなたのため」という言葉を使う親は、あなたのことなんか心配していません。

自分の内なる力

 振り返れば、物心ついてから感じた親に対する違和感、

学校、先生、友達、周囲の大人たち、から感じた違和感、

大人になってからは、

職場や恋愛対象、結婚相手等々に至るまで感じた違和感は

細かいものから大きなものまでありました。

 

納得して解消できたものもあれば、

理由は説明できないけれど

そのまま感じ続けた違和感もありました。

 

その違和感を感じ続けながらも、解消する方法をとらなかったのは、

世間体や親の意向や、こうあるべきという圧力に従い

自分の気持ちと感覚を殺したからです。

 

我慢することが正しい、従うことが正しいと支配が、上下関係が成り立つところでは押しつけられます。

 

 

人間ですから、間違うことは多々ありますが、

自分の感覚を殺した上に間違うことは、

のたうち回るほどの苦痛です。

 

本当は自分の感覚が感じていた違和感がわかっていたことなのに、それを無視して苦痛を感じながら続けることに

耐えられなくなるのです。

 

本当の自分の気持ち、自分の感覚を感じることができるように

感覚を研ぎ澄ませていくことが、

本来の自分の力を最大限に無理なく無駄なく活用し、

一番楽に生きていく方法なのではないかなと

思えて仕方ありません。

 

製作活動 その2

 作ったところで、美味しいとも言われずに消えてなくなる料理、

編んだところで、「こんなセーター安く売ってる」としか言われない

手編みのセーター、etc

 

20年以上も、無駄なものを作り続けてしまった虚無感。

 

それが離婚して一変しました。

自分のために作る美味しい料理、自分のために編む好きなアラン模様で埋め尽くされた好きな色のセーター、

自分の好きな勉強をする愛しい時間、

全てが輝き始めました。

 

元夫や子供たちが喜ばなかったけど、

してしまっていた家事労働の時間、

 

それが無理ならその時間の対価としてのお金・・・が

まだ手に入るなら、手に入れたいところですが、

何よりも、私を大切に思わない人たちからの隔絶が

私を幸せにしました。

 

それが、夫であれ、子供であれ、親であれ、

自分が大切にされているような気がしないなら、

その人はあなたの幸せを壊す人です。

 

離れない限り、あなたは幸せにはならないでしょう。

私は離れた途端、生まれて初めて安心して笑えるようになりました。

製作活動

 結婚してから元夫や子供のセーターしか編んだことがありませんでした。

20年以上編んだことのなかった自分のセーターを、この冬は狂ったように編み続けました。

 

離婚してから、とにかく暗い色の服を着るのが嫌になり、「よし、色も模様もサイズも今の私が一番欲しいセーターを編む!」と

メルカリで毛100%の中細毛糸を物色開始。
とにかく全部好きな模様を入れ込んだアランセーターを、一着に1ヶ月かけて、一冬で合計四着仕上げました!!

なんという達成感!

 

鮮やかな緑、オレンジ、黄色、ピンク&赤と、ビビットでジャストサイズのセーターが日替わりで4枚着られる幸せに浸った冬になりました。

 

自分のために全力で何かするって、幸せですね。

 

今の自分が答え

 結婚してから、20年以上もの間、元夫の言動に違和感や恐怖を感じるたびに、離婚(安全に離れられる)するにはどうしたらいいかずっと悩んできました。

 

私が我慢すればなんとかなることなのかと、かなりの時間をやり過ごしてきてしまいました。

私の母親は、離婚する決断をしない限りは、特に問題を感じていないようでした。

心配は私のためではなく、自分のためなのです。

 

離婚して少し時が経ち、ようやく元夫が逆ギレもせず、ストーカーにもならなそうだということが体感できるようになり、やっと身の危険を感じずに生活できるようになってきました。

最低限の必要な連絡は弁護士と通してしかしないと徹底しました。

 

 

知人には、「離婚して笑うようになったね!」と言われ、

久しぶりに偶然会ったママ友には、
「キラキラしててわからなかった!」と言われました。

 

自分で見ても変化がわかります。

 

家族といる時にできなかった柔らかい笑顔と
以前より若くて綺麗になった(笑)自分が
その答えになっています。
初めて自分の人生を自分で肯定して生きられるようになりました。

自分の気持ちを殺すと言うのは、恐ろしいほどマイナスのエネルギーで打ちのめされてしまうのですね。

苦しいというのは、そう言うことだったのです。