子供の頃から、母は「あなたのため」「あなたが心配で」と言う枕言葉の後に、自分がさせたい行動を要求してきました。
子供心ながら、実際は私のためではなく、
ほとんどが母の虚栄心を満たす為だとは
薄々勘づいていたものの、気づかないふりをしながら
そして、自分が子育てをする中で、
親の顔色を伺って色んなことを我慢していた自分と比べて
私の顔色を窺わない我が子に直面し、
頭では、自分の気持ちを言える子で良かったと思う反面
どうしても心が身勝手に振る舞う我が子を許せなくなって
死にたくなるほど苦しくなりました。
当時、本当に生きていけないと思って、
夜家を出て街中をさまよったこともありました。
母には、「死のうと思った・・」とも伝えましたが、
それについての返答は何もなく、そのまま見て見ぬ振りでした。
他にも、
元夫が、暴行で警察沙汰を繰り返す中、
何でキレるかわからない夫と同じ家で暮らしている娘の身を
心配することもありませんでした。
(離婚を早まらないように・・と言う心配はしていましたが)
身の危険を感じずに生活できるようになったら、
(同時に親との関わりも切ったので)
私のことが心配で、母は眠れなくなっていると伝え聞きました。
「そんなに母に心配をかける私は、非常識な娘だ。」と言う非難の言葉と共に耳に入ってきたのです。
長年の緊張から解放され、安全な環境で暮らし始める事ができた娘の何をそれほど心配するのか、全く理解できませんが、
母の言葉を信じる人は、私を責める言動を始めます。
「あなたのため」は、私の気持ちなど全く気遣っていません。
死にたい・・と言うつぶやきですら、完全に無視していました。
親の言動に添えないからと罪悪感を少しでも感じている人に伝えたいです。
あなたが感じている、罪悪感や重苦しい気持ちがあなたの心も身体も蝕んでいきます。吐き出さなければ、自分が壊れます。
あなたは、あなたの人生をあなたが思うように生きるために生まれてきたのです。
見ないふりをした自分の心が消えて無くならないのは、自分が一番わかるから、見ないふりをする限り、何年も何十年も燻りながら自分を苦しめます。
あなたは、嫌と言ってもいいし、親を無視しても良いのです。
「あなたのため」という言葉を使う親は、あなたのことなんか心配していません。